NPO法人九州プロレスという団体があります。
https://www.kyushu-pro-wrestling.com/
プロレスを通じて九州を元気にしたい、との思いから、筑前りょう太氏が2008年に設立されました。
試合のほか、高齢者施設や児童養護施設への慰問、フリースクール生徒さんへのプロレスの授業などを行っています。
で、
当社は2013年から(業績が振るわない時期はお休みしたこともありましたが)微力ながら九州プロレスさんを応援しています。
ですが。
正直に言いますと、私は長い間あまり興味がありませんでした。
プロレスとかさ、小中学生の男子かおっちゃんが観るもんやろし。
ところが、です、
3年前突然担当が回ってきまして、ときどきイベントに顔を出すようになりました。
それからしばらくして、金曜ドラマ「俺の家の話」が放送されまして、
これ、能と介護とプロレスの話なんですが、脚本書いた宮藤官九郎って天才!長瀬智也も桐谷健太も西田敏行も戸田恵梨香も江口のりこも最高(あ、永山絢斗も)!って思った話はおいといて、とにかくこれを観て一気にプロレスが身近になったのは確かです。
九州プロレスさんに話を戻すと、先日、応援企業が集まるイベントがありました。
その中で、フリースクール玄海の生徒さんがリングに上がって一人ずつ技を披露するというプログラムがありまして。
フリースクールというのは、普通の小学校や中学校に行くのがしんどいとか、家から出るのが難しくなってしまった子どもが通う場所です。
学校に行けない子は、最近は珍しくない。
家にこもっていてはまず身体が弱ってしまうし、かといって学校以外の場所で身体を鍛えようとしてもなかなかそういう場がない。でも身体がしゃんとすると気持ちもついてくるという面はあるように思います。
で、そのフリースクールの生徒さんたちに九州プロレスのレスラーの皆さんが年間数十回の授業を行ってプロレスを教えているのですが、どうかなって思って見ていたら、
みんな、ちゃんと会場に響き渡るくらいの声出るやーーん!
一人ずつ技の披露もできるやーーん!
(「うちの子は部活が忙しくて!毎週試合の送迎が大変で!」というお父さんお母さんにはちょっとこのビックリ感は伝わらんかもしれん。うちの子らもなかなか声が出ないタイプでした。)
リング裏のドアの向こうでお母さんたち泣いとるんやないかと思いました。
当然ながら会社は利益をきちんと残して初めて成り立つので、直接売上につながらない活動にお金を出すのは難しい面ももちろんあるのですが、九州プロレスさんの活動を細く長く応援できたらいいなと思っています。
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